この記事ではペアーを感じるおすすめの香水を3つご紹介します。
ペアーとは洋ナシのことでラ・フランス(洋ナシの品種名)というとピンとくる方も多いかもしれません。
日本ではすごく馴染みのあるフルーツではないとは思いますが、その瑞々しくて柔らかいフルーティ感が幅広い香調と相性がよく、様々な香水の要素に使用されています。
ご紹介する3つの香水それぞれについて全体的な香りの印象や時間による香りの変化などまとめました。
求める香りを知るきっかけに少しでもお役に立てれば幸いです。
Petite Cherie
ブランド:Goutal
調香師:Annick Goutal
香りの構成:
トップ:ペアー、ピーチ、グラス
ミドル:ローズ、ライラック
ラスト:バニラ、ホワイトムスク
✔香りの印象
瑞々しくはっきりとしたペアーを感じられる
透明感のあるフローラルノートがペアとマッチ
全体を通してかろやかでさりげない印象
つけたて/フレッシュで瑞々しいペアーとグリーングラスの爽やかさが広がる
1時間後/透明感のあるローズ、ライラックの要素がペアーの瑞々しい印象をうまく引き継いでいる
3時間後/フレッシュでかろやかなフローラルメインの香りに移行するがグリーンフルーティな要素は感じられる
8時間後/わずかにムスクを感じる
Eclat de Fleurs
ブランド:Lanvin
調香師:Anne Flipo、Nicolas Beaulieu
香りの構成:
トップ:ペアー
ミドル:フリージア、ジャスミン、ローズ
ラスト:ホワイトムスク、サンダルウッド
✔香りの印象
ペアーの主張が程よく強すぎない
柔らかなフローラルと繊細なムスク、ウッディが調和した上品な香り
全体的に優しい印象で可憐な雰囲気
つけたて/優しい甘さのペアーがふわっと香る、透明感のあるフローラル感と調和
1時間後/上品なフローラルノートがメインとなり、柔らかい印象
3時間後/ふんわりと香るフローラルと優しいムスク、ウッディがメインとなる
8時間後/優しいムスク、ウッディが持続
English Pear & Freesia
ブランド:Jo Malone London
調香師:Christine Nagel
香りの構成:
トップ:ペアー、メロン
ミドル:フリージア、ローズ
ラスト:ムスク、パチュリ、ルバーブ、アンバー
✔香りの印象
芳醇で瑞々しいペアを感じられる
パチュリ、ルバーブなどがアクセントに効いたクセになる香り
ベースのアンバー、ムスクが大人っぽい印象
つけたて/リアルでペアの香りに深みあるウッディな要素がトップから感じれて大人っぽい印象
1時間後/つけたての印象に加えてフリージア、ローズの要素が顔を出して華やかなイメージに変化
3時間後/落ち着きのあるフローラル、パチュリ、アンバーなどの要素がメインとなる
8時間後/アンバー、ウッディ要素がほのかに残る
今回はペアーを感じるおすすめの香水を3つ紹介させていただきました。
気になる香りがありましたらぜひ試してみて下さい。
最後までご覧いただきありがとうございました。